MacのVS Code でLaTeXのコンパイルをする.
したいこと
LaTeXをコンパイルするときに,Overleafを使う人が多いと思う.しかし,Overleafはインターネットに接続されていることが前提となるため,インターネットに接続されていない環境でコンパイルができない.そこで,VS Codeというエディタにコンパイラをドッキングさせるとこで,"Command+S"を押下すると以下の操作を同時におこなってくれる.なお,以下の設定がWindowsで通用するかどうかはわからない.
・コンパイル(platex)を2回
・dvipdfmx dvi->pdf
・一時ファイルの削除
超絶便利である.
設定概要
1.VS Codeインストール
2.TeX Shopのインストール
3.VS Code拡張機能"LaTeX WorkShop"をインストール
4.TeX Shopの設定変更
5.VS Codeの設定JSONファイルの書き換え
VS Codeインストール
Visual Studio Code for Macは以下のリンクからダウンロードできる.
code.visualstudio.com
TeX Shopのインストール
TeX Shop for Macは以下のリンクからダウンロードできる.
tug.org
サイト内の
To download, click MacTeX Download.
をクリック.
TeX Shopの設定変更
TeXShopを立ち上げてCommand+,で環境設定を開く.
左下の『設定プロファイル』を押下.
以下の画像の項目を選択.
その後TeX Shopを終了し再度起動する.
また終了する.
VS Codeの設定JSONファイルの書き換え
VS Codeを起動し,Command+,で環境設定を開く.
以下の画像のアイコンをクリック.
以下のコードを貼り付ける.
//LaTeX Workshop "latex-workshop.latex.tools": [ { "name": "ptex2pdf", "command": "ptex2pdf", "args": [ "-l", "-interaction=nonstopmode", "-ot", "-kanji=utf8 -synctex=1 -interaction=nonstopmode -shell-escape", "%DOCFILE%.tex" ] }, ], "latex-workshop.latex.recipes": [ { "name": "ptex2pdf", "tools": [ "ptex2pdf", "ptex2pdf" ] } ], "latex-workshop.latex.clean.fileTypes": [ "*.aux", "*.bbl", "*.blg", "*.idx", "*.ind", "*.lof", "*.lot", "*.out", "*.toc", "*.acn", "*.acr", "*.alg", "*.glg", "*.glo", "*.gls", "*.ist", "*.fls", "*.log", "*.fdb_latexmk", "*.synctex.gz", // for Beamer files "_minted*", "*.nav", "*.snm", "*.vrb", ], "latex-workshop.latex.clean.enabled": true, "latex-workshop.latex.autoClean.run": "onBuilt", "security.workspace.trust.untrustedFiles": "open", "latex-workshop.latex.autoBuild.run": "onSave", "latex-workshop.chktex.enabled": false, "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab", //Ctrl+Alt+Vで表示
この貼り付けで重要なのは,JSONファイルの前後である.
からのJSONファイルの貼り付ける場合は,先頭 { と最後に } が必要である.
また,前後記述がある場合は,前後の間にカンマを入れる必要がある.
{ "JSON111111":[ aaaa],←このカンマ. "JSON22222":[ bbbb], }
以上.上書き保存(Command+S)して終了.
再度VS Codeを立ち上げてLaTeX文書を書いてみよう.もしうまくいかなければ私の説明不足だ.申し訳ない.